罷り出る[語句情報] » 罷り出る

「罷り出る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

罷り出るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
猿ヶ京」より 著者:佐藤垢石
京には、幕府の関趾があった。徳川時代、越後や出羽方面の諸大名が、江戸へ参観交代に罷り出るには、越後路から三国峠を越えて必ず猿ヶ京の関所を通ったものである。だから....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
お寝みとおっしゃった。私もむっとして退出したのですが、腹がたっていたので、御前に罷り出る限り私はどこまでも自分の崇拝する人を推挙せざるをえません、ですから申し上....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
男かと思いましたが、はすはにものは云いません。 虚「何れ世に出れば御尊家へお礼に罷り出る」 と約し其の晩は寝てしまい、翌朝は連立ちて出ましたが、伊之助の連は八....
大岡越前」より 著者:吉川英治
大変だ。軽くても、遠島は免がれまいと、町名主、五人組につれられて、白洲へお詫びに罷り出ると、大岡様は、てんで一同の詫び言を耳にもかけてくれねえッてんだ」 「ヘエ....