罷り越す[語句情報] » 罷り越す

「罷り越す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

罷り越すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
そこへ行くと三とせ越しのお顔が物を言うのだから叶わない。 「早乙女主水之介、また罷り越すぞ」 会所の曲輪役人共を尻目にかけながら、ずいとくぐりぬけて、さっさと....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
外出を許さない、謹慎中は月代を剃ることも相成らない、病気たりとも医師の宅へ療養に罷り越すことも相成らない、もっとも自宅へ医師を呼び寄せたい時はその旨を伺い出よ、....
正雪の遺書」より 著者:国枝史郎
取り決められた手筈であったことは確かです。 二人の与力に守られて、私は奉行所へ罷り越す。と直ぐ貴郎のご保護の下に、多分のお手当てを頂戴した上、ある方面へ身を隠....