羈旅[語句情報] » 羈旅

「羈旅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

羈旅の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
たから、三河へ下ったのは、僧になってからの事だったろうと思われる。文に、余は是れ羈旅の卒、牛馬の走、初尋寺次逢僧、庭前徘徊、灯下談話、とあるので、羈旅牛馬の二句....
日和下駄」より 著者:永井荷風
渡す小さな渡場が幾個所もある。 鉄道の便宜は近世に生れたわれわれの感情から全く羈旅《きりょ》とよぶ純朴なる悲哀の詩情を奪去《うばいさ》った如く、橋梁はまた遠か....
三国志」より 著者:吉川英治
るし、貢来の絹布や肥馬も輻輳して賑わしい。 その中に、従者五十人ばかりを連れ、羈旅華やかな一行が、或る時、駅館の門に着いた。 「冀州の袁紹様のお使者として来た....