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美本
「美本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
美本の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「パウロの混乱」より 著者:太宰治
先日、竹村書房は、今官一君の第一創作集「海鴎の章」を出版した。装幀瀟洒な
美本である。今君は、私と同様に、津軽の産である。二人逢うと、葛西善蔵氏の碑を、郷....
「一坪館」より 著者:海野十三
いわれたとおりにした。どのページにも建築物の図と設計図とがついていた。すばらしい
美本の建築設計集であった。 「なるほど。画なら分りますよ」 「それ、みたまえ。は....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
アリズムのマニフェスト(宣言)というものを書いている。大判の、ちょッと色の変った
美本であった。茶の地に、美しいコバルトで題字がぬいてある。それが大そうキレイだっ....