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美言
「美言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
美言の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
めたお千絵殿の所在をお告げする。それを以て、自分の誠意を認めてほしい。などという
美言が巧妙につらねてある。 「貉め!」 万吉は、おッぽりだすように読み捨てて、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、また考えるでもなく、我には当然な天職と思いこんで、その執権の座に、衆臣の畏伏や
美言をそのまま信じている高時が、金沢ノ老大夫には一そうあわれでならなかったのだ。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
う。彼女が天皇の寵をもっぱらにする後宮第一の女性であり、またさかんに賄賂を容れ、
美言をよろこぶ質のひとであったことは、諸書、どれに照らしても一致している。 世....