羞じらう[語句情報] »
羞じらう
「羞じらう〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
羞じらうの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「イオーヌィチ」より 著者:神西清
の片はしではなくて、その一つ一つがみごと円満具足の肉体であった。彼はそれらの姿が
羞じらうように樹かげに身をかくすのを目にし、その肌の温もりを身に感ずるのだった。....
「地上」より 著者:島田清次郎
同じような紙屑が畳の上へ転げ落ちた。お茂の眼は輝いた。が、その輝きは輝いたことを
羞じらうようにまた持前の暗い容貌に逆戻りした。時子は不意な事実の前に忌々しさをこ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
この樹の性質はなはだ敏感で、美人の手がそれに触れば、たちまち花がひらいてあたかも
羞じらうように赤い色を呈するといわれている。前文にある「無憂樹ハ女人之レニ触レバ....