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群鳥
「群鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
群鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
を見せている河岸の菩提樹の夕闇を細かく刻んだ葉は河上から風が来ると、飛び立つ遠い
群鳥のように白い葉裏を見せて、ずっと河下まで風の筋通りにざわめきを見せて行く。ル....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
に幾許散り来る」(巻十・二三二五)等の例がある。この赤人の「幾許も騒ぐ」は、主に
群鳥の声であるが、鳥の姿も見えていてかまわぬし、若干の鳥の飛んで見える方が却って....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
と鳴く。まだヒョロヒョロとは鳴けない。形も小さく、飛び方も低い。だが、それが他の
群鳥を威圧している。可愛いながら威圧している。烏も寄りつかないのだ。雀だけがその....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
ハッキリ云いなさんな。題だけは分ったが、しかし、そんなもんじゃないでしょう。 「
群鳥の夜」 「鳥を飼う男」 「※と料理人」 第一ヒントを与えたから、よく考えて....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
らぎて、
山の上の高き処を
背になしつゝ、
事足れる
緑なる岡の辺の
湖に入る。
群鳥は
喜を啜り、
日の方へ飛び、
波間に
漂ひ浮ける、
晴やかなる
島々の方へ....