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義勇
「義勇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
義勇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
が大声に読み上げてくれる言葉をいちいちノオトにとっておいたのです。
遺伝的
義勇隊を募《つの》る※
健全なる男女の河童よ※
悪遺伝を撲滅《ぼくめつ》するため....
「ゼラール中尉」より 著者:菊池寛
の大軍を見ては、不安と恐怖とにとらわれぬわけにはいかなかった。 市民たちには、
義勇兵を志願するものが多かった。元来リエージュの町は小銃製造地であったので、どの....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
あったのに、フランス革命以後「義務」となったが、最終戦争時代は更に「義務」から「
義勇」に進むものと予断している(一一八頁及び付表第二)。英米の傭兵を
義勇兵と訳す....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
によって大和魂を取戻した市民たちは、眼の寄るところへ玉の比喩で、だんだんと集り、
義勇隊を組織して行った。それには出征に、取残された男は勿論のこと、女もあれば、老....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
眷族《けんぞく》、多年恩顧の頼み頼まれた武士、又は新規召抱ではあるが、家来は主の
義勇を慕い知遇を感じ、主は家来の器量骨柄を愛《め》でいつくしめる者共、皆各々言わ....
「東京要塞」より 著者:海野十三
披露した。それはかつて欧洲大戦の砌、遥々欧洲の戦場に参戦して不幸にも陣歿したわが
義勇兵たちのため建立してあった忠魂塔と、同じ形同じ大きさの記念塔をもう一つ作って....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
燈火はなかった。床の間に忠孝の軸が懸っていた。近所の医者とか知識あるものたちが、
義勇的にここへ現れて、ためになる話をしてくれるのだ。忠臣義士の話を連続的にうまく....
「狂人日記」より 著者:井上紅梅
大声上げて笑い出し、すこぶる愉快になった。自分はよく知っている。この笑声の中には
義勇と正気がある。親爺とアニキは顔色を失った。乃公の勇気と正気のために鎮圧された....
「終戦前後」より 著者:織田作之助
私は思案した。 ところが、戦争の終ったのは、八月十五日であった。その朝、隣組の
義勇隊長から
義勇隊の訓練があるから、各家庭全員出席すべしといって来た。 「どんな....
「米」より 著者:犬田卯
気がないことはなかったのだが、事情はそう単純には出来ていなかった。なるほど青少年
義勇軍とかに入れば、別にこれという金は要らず、訓練から渡航、開拓……と順序を踏ん....
「父の怪談」より 著者:岡本綺堂
がそれからそれへと伝わった。わたしの父はその藩中に親しい友達があったので、一種の
義勇兵としてこの夜詰に加えてもらうことを頼んだ。表向きには到底そんなことは許され....
「感応」より 著者:岩村透
時なので、伯母の息子|即ちその男には従兄に当たる青年も、その時自ら軍隊に加って、
義勇兵として戦場に臨んだのであった。その留守中のこと、或晩|最早家の人も寝鎮って....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
様方で随分遊んでいる方もあるようだから、一つ一燈園で托鉢に出るつもりで懺悔奉仕の
義勇労働をお願いしたいのです」 「そら、なんでもないわ」 勇敢な菊子はそう叫ん....
「熟語本位英和中辞典」より 著者:斎藤秀三郎
vice. まさかの時にお役に立つ。-ly【形】同上の(ごとき)。-ry【集名】
義勇農騎兵。 Yes(ユェス)【応答詞】(No に対し)然り。Say yes. ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
大戦には全健康男子これに加わるに至れり。 二 将来、戦闘員の採用は恐らく義務より
義勇に進むべく、戦争に当りては全国民が殺戮の渦中に投入せらるべし。 三 国軍の編....