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義弘
「義弘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
義弘の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
有名であるが、十文字槍の片穂を喰い取られたなぞは伝説である。清正ばかりでなく島津
義弘や黒田長政なども虎狩りをやって居る。中には槍や刀でついに仕止めた話もあるが、....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
文と古書。二尺六寸国長の刀。二尺五寸景光の刀。五寸五分倫光の短刀。三日月正宗。郷
義弘。国次の刀。左文字の刀。信虎使用虎の朱印。……信玄軍陣の守本尊刀八毘沙門と勝....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
古今物語」という書に次の如き記事が見えている。 竜伯様(島津義久)惟新様(島津
義弘)至二御代に一、日本国中、天下よりたばこ御禁制に被二仰渡一、御|国許《くにも....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
いる。山名|氏清が泉州守護職となり、泉府と称して此処に拠った後、応永の頃には大内
義弘が幕府から此地を賜わった。大内は西国の大大名で有った上、四国中国九州諸方から....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
構なものでございますな、お作は何でございますか、郷《ごう》ですか、なるほど、郷の
義弘でございますか」 出しゃばり者め、問われもしないに知ったかぶり。 竜之助....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
するに至ったものらしい。そうしてこの暗殺の嫌疑者として、同郷人の服部嘉陳氏、錦織
義弘氏が主として東京へ拘引され、なお従弟の小林信近や親友の由井清氏藤野漸氏相田義....
「秋の筑波山」より 著者:大町桂月
三楽の事也。滅亡に瀕せる上杉氏を助けて、旭日の勢ある北条氏に抗したり。安房の里見
義弘と結びたるも、鴻の台の一戦に大敗したり。越後の上杉謙信を頼みたるも、謙信は関....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
るかと思うと、遠い九州には菊池の一族がふたたび旗をあげる。都に近い泉州堺では大内
義弘の謀叛がある。鎌倉には管領持氏の乱が起こる。赤松満祐は将軍義教を弑して、播州....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
著きはじめている。平家琵琶から分れて咄し家が立ち、『太平記』や『明徳記』や『大内
義弘退治記』(応永記)のような講釈軍記の台本が書かれている。大和の春日神社に奉仕....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
は大層流行致しましたもので、既に日光様のお吹きなさいましたのをまむちと申し、里見
義弘の吹きましたるを嵐山と名付け、一休禅師の所持を紫と申し、文屋康秀の持ちました....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
永観にとっても敵だ。すぐ出馬の用意をせよ」 すると、そのとき近郷の稲井瀬ノ五郎
義弘という者が、手勢をひきいて門前へひしめいて来た。彼はこのへんでの鎌倉目付とい....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
……したが?」 と、諸将は不安をのこした。 やがて衆座のうちから、大内豊前守
義弘がすすんでその疑点をただした。 「おそれながら、おうかがいつかまつりますが」....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
へは」 「立ち寄るまい」 「ですが、御牒によって、長門の厚東ノ入道、周防の大内|
義弘、そのほか大島義政なんども、みな、人数をあげてお出迎えに出ておりますが」 「....