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「義昭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

義昭の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
姉川合戦」より 著者:菊池寛
滅亡の前兆であると、後に語り伝えられた。 然るに無力でありながら陰謀好きの将軍義昭は、近畿を廻る諸侯を糾合して、信長を排撃せんとした。その主力は、越前の朝倉で....
織田信長」より 著者:坂口安吾
ことの自信を持つことはできなかったのだ。 それから、一年すぎた。足利最後の将軍義昭が彼にたよってきた。それと前後して、老蝮の松永弾正が、信書をよせて、信長が兵....
南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
1 「将軍|義輝が弑された。三好|長慶が殺された、松永|弾正も殺された。今は下克上の世の中だ。信長が義昭を将軍に立てた。しかし間もなく追って了った。その信長も弑されるだろう。恐ろし....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ている。 四十七歳からは、何に感じたのか、一切弓矢を取らず、たとえば足利将軍の義昭が、好餌をもって誘っても、信長がしきりと招いても、豊臣氏が赫々と覇威を四海に....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、堀口貞満、同行義、岩松経家、里見義胤、江田行義、篠塚伊賀守、瓜生保、綿打ノ入道義昭、世良田兵庫助、田中氏政、山名忠家、額田為綱、等、等、等…… 呼ぶ。答える....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ほとんど定説である。また信じられる。 だが、その新免無二斎|武仁が、室町将軍の義昭に呼ばれて、京都で将軍家兵法所の師範役吉岡憲法と試合をし、これに打勝ったとい....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
家すじ、細川|兵部大輔藤孝というお方だった。 三好一族の叛乱に趁われて、将軍|義昭公は、諸国を亡命して、逃げあるいていた。 若狭の武田|義統を頼って、亡命将....
黒田如水」より 著者:吉川英治
た。彼に亡ぼされた今川、斎藤、朝倉、佐々木、六角、浅井の諸家の残党や、亡命将軍の義昭をあやつる各地の反抗も、それと同じ性質のものだといえないことはない。 では....