義金[語句情報] » 義金

「義金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

義金の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
》の話に耽《ふけ》った。ムーアは突然例の判事に向って、「目下何々慈善事業のために義金募集の挙があって、我輩も既に寸志を投じたが、君にも御志があるならば御取次致そ....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
に、用心すべきだったろう。 (一九三五・九) 一五 農村匡救の種々相 東北凶作義金の応募額は可なりの嵩に及んでいるらしい。『東京朝日』や『東京日日』の手を通じ....
食糧騒動について」より 著者:与謝野晶子
一方に軍隊の力を以て民衆を威圧すると共に、倉皇として穀物収用令を出したり、富豪の義金を促して内外米の廉売を初めさせたりして、当面の食糧不足を救済しようとしている....
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
したり、糧食を買い入れようとは、夢にも思わなかった。もともと、龍睡丸の持主の報効義金は、貧乏な団体であるため、冬の間、南の海で、ふかや海がめ、海鳥をうんととらえ....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
を黙視するに堪えず、幸いいま自分には暇があることでもあり、少しでも孤児院のために義金を集めることが出来たらと考えて、まず東北仙台に向かった。 何故仙台に行った....
呑仙士」より 著者:夢野久作
金で飲みに行くのだ。飲まないと頭が変テコになって仕事が続かないので、止むを得ない義金募集なのだそうだ。 ある時、松石君、大枚三円なにがしを収穫したので、帰り途....