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「羽柴秀吉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

羽柴秀吉の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
佐橋甚五郎」より 著者:森鴎外
うげ》した年はあるまい。明智光秀《あけちみつひで》が不意に起って信長を討ち取る。羽柴秀吉《はしばひでよし》が毛利《もうり》家と和睦《わぼく》して弔合戦《とむらい....
長篠合戦」より 著者:菊池寛
気がないのか、汚いぞ」と呼った。汚いとあっては、武士の不面目とばかり、滝川一益、羽柴秀吉、柵外に出たのはよかったが、苦もなく打破られて仕舞った。畔を渡り泥田を渉....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
じょうしげはる》の研究に就いては、なかなかの造詣《ぞうけい》を持っているらしい。羽柴秀吉をして、明智光秀たらしめなかったものは竹中重治である。一代の英雄のうしろ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
だ》しく迫ることを感じ、なるほど、ここは要害だ、柴田勝家が越前から上るにしても、羽柴秀吉が近江から攻めるについても、両々共にその咽喉首《のどくび》に当る、兵を用....
こま犬」より 著者:岡本綺堂
の元亀天正の時代には長曽我部氏がほとんど四国の大部分を占領していて、天正十三年、羽柴秀吉の四国攻めの当時には、長曽我部の老臣細川源左衛門尉というのが讃岐方面を踏....
南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
。その信長も弑されるだろう。恐ろしい下克上の世の中だ……明智光秀には反骨がある。羽柴秀吉は猿智慧に過ぎない。柴田|勝家は思量に乏しい。世は容易に治まるまい……武....
大谷刑部」より 著者:吉川英治
知己なので、豊後の片田舎に郷士の子としていた自分の才を認めて、その頃姫路城にいた羽柴秀吉に話し、初めて、秀吉という人物と自分との機縁を結んでくれたのも実に、三成....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
会い、豁然と、多年の悪夢や迷妄から醒まされて――後に年経て、その時の猿顔の男が、羽柴秀吉と名乗っていることがわかり、随身して一すじの槍を受け、恩に感じて、後に、....
黒田如水」より 著者:吉川英治
学者でその名を知らない者はないほど夙に聞えている大才である。ある意味で織田家中の羽柴秀吉という一将の名よりも、有名なことでは半兵衛重治のほうが聞えているかもわか....