翌翌[語句情報] »
翌翌
「翌翌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
翌翌の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「竇氏」より 著者:田中貢太郎
こなかった。南は失望して帰ってきた。 南は少女を忘れることができなかった。その
翌翌日、南は酒と肴を持ってまた廷章の家へ往った。廷章は南のそうするのは賤しい身分....
「恢復期」より 著者:堀辰雄
。もう四月下旬だというのに何と云うことであろう。そしてそれはその翌日になっても、
翌翌日になっても止まなかった。 そんな或る夜ふけのこと、あたりがあまりに騒騒し....
「日を愛しむ」より 著者:外村繁
んなのお蔭さんでな」 母はかなり疲れたらしく、その翌日も床の中で休んでいたが、
翌翌日からは寝たり、起きたりの日が続き、数日後、床を上げさせた。しかし母はもう散....
「澪標」より 著者:外村繁
よい。 肉体だけの快楽も軽蔑できないものか、と私は恐しく思う。 長女が生れた
翌翌年、とく子は五度目の妊娠をする。とく子はペッサリーも使っていたが、使用法を誤....
「落日の光景」より 著者:外村繁
、お目にかかるなんて、ねえ」 花井夫人は仰向けに臥したまま、淋しげに微笑した。
翌翌日、午後一時五分、妻は手術室に入った。私は廊下の椅子に腰かけている。午後にな....
「唖娘」より 著者:田中貢太郎
てみると、夢が覚めたようになって女は傍にいなかった。 唖の女は翌晩もその翌晩も
翌翌晩も病床に来て夫婦の道を行った。石川は困ってそのことを中間にざんげして、 「....