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「翠緑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

翠緑の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
香魚の讃」より 著者:佐藤垢石
昨年頃から東京の釣り人の注目を惹いている川がある。それは、紺碧の芦の湖から出て、翠緑の箱根を奔下してくる早川である。早川村、板橋、風祭、入生田と次第に上流へ遡る....
日和下駄」より 著者:永井荷風
ある。老樹鬱蒼として生茂《おいしげ》る山王《さんのう》の勝地《しょうち》は、その翠緑《すいりょく》を反映せしむべき麓の溜池あって初めて完全なる山水の妙趣を示すの....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
はこう問い答える。 螺旋状に段々と下降しつつ、俯瞰し、また大観しつつ、遥かに、翠緑の丘陵を平野のあなたに発見し得た私たちは、いよいよ、豊原に近づきつつある喜び....