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翰林院
「翰林院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
翰林院の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
也。 建文帝は如何にせしぞや。伝えて曰く、金川門の守を失うや、帝自殺せんとす。
翰林院編修程済白す、出亡したまわんには如かじと。少監王鉞跪いて進みて白す。昔|高....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ンが政治におけるのと等しかった。すなわちヨーロッパ精神の調節機であった。フランス
翰林院《かんりんいん》は、一つのイギリス上院であった。旧制に成っている幾多の制度....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
が旅行中の文学者らにときおり感興を与えるテナーの小曲、などを通じてばかりだった。
翰林院《アカデミー》式の旧慣を墨守してる愚劣な作家らがローマという名をもち出すの....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
停車場があり、マザスの監獄がある。その懲罰機関までそなえて、なるほど進歩である。
翰林院《かんりんいん》を四国院と呼びオペラ・コミック座をフェードー座と呼び続ける....
「西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
い。こうした独断的否定はむしろ往々にしていわゆる斯学の権威と称せられまた自任する
翰林院学者に多いのである。例えばダイナモの発明に際してある大家がその不可能を論じ....
「黄泉から」より 著者:久生十蘭
パラフィン紙で包んだ、大きな花束を抱えている。ジュウル・ロマンの喜劇、「恋に狂う
翰林院博士トルアデック氏、花束を抱えて右手から登場」といったぐあいである。 メ....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
布と水瓶を持って、二人の前に罷《まか》り出た時の仁義によれば、この部屋は、かつて
翰林院学士エピナック某《それがし》が、この島、すなわち「ベリイルランメール島の沿....