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「翻訳権〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

翻訳権の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三四郎」より 著者:夏目漱石
すよ。句の趣が俗謡だもの」と与次郎らしい意見を提出した。 そこで三人がぜんぜん翻訳権を与次郎に委任することにした。与次郎はしばらく考えていたが、 「少しむりで....
生きつつある自意識」より 著者:宮本百合子
「一九一四年夏」は、一昨年「チボー家の人々」第八巻として幾年ぶりかで出版された。翻訳権の問題がきまれば、つづけて終りまで本になるであろう。「一九一四年夏」は、第....
五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
学運動についてもしばしば引かれるのであるが、きょうの国際関係で、中国文献の自由な翻訳権が日本の人民に許されないことは、民主主義文学にとって思うより以上の障害とな....
文化生産者としての自覚」より 著者:宮本百合子
働く人は作家とはまたちがう一種の特別なものとしての自覚をもっていた。 この節、翻訳権の問題があって、すべてのジャーナリストが困却しているとおり、すべての翻訳家....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
委員会では出版文化に関する小委員会を設け著作権法および出版権法の審議をはじめた。翻訳権 日本政府は戦時中情報局、外務省その他の役所が先頭に立ってナチズム、ファシ....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
張を見れば明らかである。所でその官許版が著作権審査会だという風に考えられたのだ。翻訳権問題協議会の成立(三五年十二月)、日本ペンクラブの外交官まがいのジェスチュ....
はしがき(『文芸評論集』)」より 著者:宮本百合子
らであった。民主日本に発足しながら、今日まで日本と外国との文化交流は、むずかしい翻訳権問題で行き悩んでいる。外国の書籍を、せりでおとして翻訳を許可されるというよ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ることを云えば一目瞭然的に明確ですからね、今日においては。 別の話ですが、今度翻訳権が統一的に処理されることになりました。今までのようにめいめいが勝手にその権....