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老兄
「老兄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
老兄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
もおどろき怪しみ、あの老人は虎に魅まれたのだろうなどと言った。あまりの事に、その
老兄も彼を責めた。 「お前はこんなものを好んでどうするのだ」 「いつもむしゃくし....
「頭髪の故事」より 著者:井上紅梅
の双十節以後のことで、その時はもうわたしが道を歩いても人から笑われることがない。
老兄、君は知っているだろうが、髪の毛はわれわれ中国人の宝であり、かつ敵である。昔....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
に似たる処有之興味を感じ申候。以上。 二月十五日夏目金之助 高浜
老兄 ○ 明治四十一年二月二十四日(葉書) 『朝日』の講演速記は未だ....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
の印籠に、なお眼を落しながら静かにたずねた。 「いったい、この印籠は、どうして、
老兄のお手にあるのでございますか」 「それをお質し召されて、お奉行には、如何なさ....