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老台
「老台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
老台の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ないか」
と、まず味方に余裕のあるところを示すつもりで見まわすと、
「壬生の御
老台、火打石はいくらもあるが、その前に、人数を手分けしておいてはどうか」
御池....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
は常々ながら、ご健勝のていを見て、よろこばしゅうござる」 佐渡がいえば、 「御
老台にも、愈※」 と、幸村は、客の恐縮がるままに寛ぎを示して、 「御主人、忠利....
「三国志」より 著者:吉川英治
けれど劉備玄徳は、なお、 「自分はあなたを扶けに来た者です。若い力はあっても、
老台のような徳望はまだありません。徳のうすい者を太守に仰ぐのは、人民の不幸です。....
「三国志」より 著者:吉川英治
火術の計は」 「しっッ」と周瑜は、老将の激しこむ声音を制して、 「おしずかに、ご
老台。あなたは一体、誰からそんなことを教えられましたか」 「誰から? ……馬鹿を....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
は蔵光|正利が、老人ながら鋭いことばつきで、横あいから叱責を助けた。 「やあ、ご
老台……」と官兵衛はその方へすこし膝を向けかえて、 「何事でおざるかの」 と、....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
。 「お連れください。――ありがたくお縄をいただいて、御一しょに参る」 「いや、
老台を連れてゆくまえに、隣家の空家に匿うてある女賊に縄を打ちますが、お覚悟でござ....