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老君
「老君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
老君の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「悟浄歎異」より 著者:中島敦
えるだけで、自分の生命のことなどは、てんで考えの中に浮かんでこないのである。太上
老君《たいじょうろうくん》の八卦炉《はっけろ》中に焼殺されかかったときも、銀角大....
「魚玄機」より 著者:森鴎外
であった。それは道士等が王室の李姓であるのを奇貨として、老子を先祖だと言い做し、
老君に仕うること宗廟に仕うるが如くならしめたためである。天宝以来西の京の長安には....
「三国志」より 著者:吉川英治
、軽く使者を追い返した。 袁術は、その返書をひらいてみると、こう書いてあった。
老君、予の玉璽を返さず、帝位を僭して、さらに世を紊す。 予、天下に謝すの途を知る....
「『西遊記』の夢」より 著者:中谷宇吉郎
》にあおられてひどい目にあった。その火焔山は昔孫悟空が天宮を鬧《さわ》がした時、
老君の丹炉《たんろ》を踏倒《ふみたお》し、それが地に降って出来たものである。それ....