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老残
「老残〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
老残の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中庸」より 著者:坂口安吾
リ子の如くに身を挺して事に処する態度に於ては全く欠くところがあったようだ。今日、
老残の身をもてあましているのもいわれなきではない。わが過去に於てマリ子の片鱗だに....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
方である。 それは私が芸術家としての素質が不足のせいらしい。たとえば、ミイラは
老残の身であるから、羞恥もなく鼻持ちならぬ恋はできても、とても青年のころのような....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
数年前になるが、戦後新春、銀座街上でたまたま往年の宝塚スターに呼びかけられたが、
老残衰貌、今も女優をしていながらも悪疾あるエキストラの夫をかかえて見るかげもなく....
「役者の顔」より 著者:木村荘八
伎マスクの足りないことは、却って目に余るものがあります。 今更のように見巧者が
老残の人に走って、宗十郎カブキを伝承するのも、故あることとなります。 俳優の「....