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考え付く
「考え付く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
考え付くの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白髪小僧」より 著者:杉山萠円
買うだけのお銭《あし》を遣れば、貧乏人等は喜んで話して聞かせるに違いないと、こう
考え付くと美留女姫は、最早《もう》一秒時間も我慢が出来なくなった。眼の前の鸚鵡の....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
匹を主人の膳に付けたのですから、その蟹に何かの毒でもあるのではないかとは、誰でも
考え付くことです。 主人もそれを聴いて、すぐにその蟹を下げるように言付けました....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
いか。又それがわかればその人間の名前が、ウッカリ歯から外へ出されない事も、直ぐに
考え付く筈じゃないか。……何という軽率さだ」
「……………」
「況んや本人は既に....
「一足お先に」より 著者:夢野久作
で行く習慣があったので、多分夢うつつのうちに、そうした習慣を繰り返したのだろうと
考え付くと、格別不思議にも感じなくなったように思う。そうして別に深い考えも無しに....
「俗臭」より 著者:織田作之助
を思い付くことによって、辛うじて疳癪を押えていた訳である。殊に最後の「百万円」を
考え付くことはこの際、大変効果的だった。 政江はくど/\と千恵造達の離婚の必要....