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「耳鼻科〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

耳鼻科の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少女地獄」より 著者:夢野久作
い》で、短時間|拝眉《はいび》の栄を得ましたもので、貴兄と御同様に九州帝国大学、耳鼻科出身の後輩であります。昨、昭和八年の六月初旬から、当横浜市の宮崎町に、臼杵....
小祝の一家」より 著者:宮本百合子
つけた繃帯の上まで血をにじませて寝ている勉が果して恢復するかどうかということは、耳鼻科主任の、練達な手術を施した医者にさえ明言出来なかったのである。勉を生かそう....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
では解剖、生理に病理。医化学、細菌、薬物そのほか。外科じゃ内科じゃ、皮膚科じゃ、耳鼻科じゃ。眼科、整形、婦人や小児と。隅から隅まで手に品かえて。水も洩らさぬ器械....
超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
そのテリアUTAを売付けた相手の顔をチャンと記憶しているんだ。誰でもない、大学の耳鼻科の教室で研究している羽振菊蔵という医学士だ。今の令嬢の話に出て来た通りの、....
小さな山羊の記録」より 著者:坂口安吾
すか、と云った。私は、約束します、と答えた。その代り、明日にでもすぐ入院したい。耳鼻科へ入院したい。蓄膿が、私の思考を奪い去ったのです。鼻を治せば、必ず、すべて....
三筋町界隈」より 著者:斎藤茂吉
に限局せずに、何でもやった。内科は無論、外科もやれば婦人科もやる、小児科もやれば耳鼻科もやるというので、夜半に引きつけた子供の患者などは幾たりも来た。そういう時....
人生三つの愉しみ」より 著者:坂口安吾
質でもあろうか。私はこの鼻汁が実に苦手で、神経科の先生にも何度も訴え、その先生は耳鼻科の専門医に診せて下さったが、どうしても、なんでもないとの診断である。しかし....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
足して、こんどは病棟の東側を通ってみた。このあいだの爆弾にやられた外科、婦人科、耳鼻科のあとは、人の体の怪我よりもむごたらしかった。その傍らには、ここにもまた夾....
四つの都」より 著者:織田作之助
面に興味を持ち出したの?(頁を繰りながら)虚弱児童の錬成、なるほどね、しかし君は耳鼻科だったんだろう?」 庄平「野戦病院じゃ耳鼻科も内科もないよ、八百屋だ、あら....