聖恩[語句情報] »
聖恩
「聖恩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
聖恩の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秋の筑波山」より 著者:大町桂月
。明治の世になりて、宗祐は正四位を贈られ、宗政は従四位を贈らる。地下の枯骨、茲に
聖恩に沽へる也。 二 筑波登山 路傍の草中に、蛙の悲鳴するを聞く。蛇が蛙を呑み....
「西航日録」より 著者:井上円了
の題にて二首を作る。 西竺今朝遇歳元、海風送暖曙光喧、客中早起成何事、遥向東方拝
聖恩。 (西|竺にて今朝は元旦を迎う。海の風は暖かさを送り、あけぼのの光もあたた....
「三国志」より 著者:吉川英治
いで参内した。 帝は、彼に仰せられた。 「国舅。いつも体は健やかにあるか」 「
聖恩に浴して、かくの如く、何事もなく老いを養っております」 「それは何よりもめで....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
奮戦して果て、思元は、扇ヶ谷方面で討死にした。 またべつな辻では、塩飽ノ入道|
聖恩が、禅僧みたいに、辞世の偈をのこして割腹し、その子忠頼も、父にならって自害し....