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聖職者
「聖職者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
聖職者の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジイドとそのソヴェト旅行記」より 著者:宮本百合子
接に『法螺貝』、『半人獣』などという雑誌編輯に当り、グループの「最も光彩陸離たる
聖職者の一人」となった。 当時のジイドの風貌は黒羅紗の大きな帽子をかぶり、痩せ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
らず、いかなることがあろうと、ふたたび牧師なんかの助けを借るまいと思った。理知と
聖職者の肩書とによって自分より向うがすぐれてることは、彼もよく是認していた。しか....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
に、率直な熱心さで自分を守った。コルネイユ師は、ほとんどわからないくらいわずかな
聖職者的皮肉と多くの温情とで、彼に耳を傾けた。彼はその信仰の習慣に基づいてる不撓....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
全市をわき立たせたものだった。サン・ジェルマン・デ・プレの修道院長大助祭はその全
聖職者に命じて荘厳な行列をなさしめ、そこで法王の特使が祭式を上げた。けれどもその....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
小さなカラーをよく見せんためであろうが、戸に背を向けていたものである。右のような
聖職者らは、その大部分教会の人であるとともに宮廷の人だったが、T夫人の客間の荘重....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
代によって、或は民族によって、いろいろな形になっておりますが、この場合にはそれは
聖職者である。つまり、日本の神道でいえば神主、キリスト教でいえば司祭である。その....