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聡い
「聡い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
聡いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「華々しき一族」より 著者:森本薫
、第一姿に品ってものがあるわ。しっとりしていて物事の締め括りをちゃんと知っている
聡い子供だわ。妾は始終家を留守にしているけれど、あの子がいて呉れるから万事安心と....
「死者の書」より 著者:折口信夫
や、家の行事を進めて行くばかりであった。だから、教えぬに日月を語ることは、極めて
聡い人の事として居た頃である。愈々魂をとり戻されたのか、と瞻りながら、はらはらし....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
な敵が現れました。化学は染めやすい人造藍を考え出しこれを安く売り捌きました。利に
聡い商人たちはこれにつけ込みましたから、非常な早さで蔓延りました。そのため手間の....
「みずうみ」より 著者:室生犀星
れは窃と腰掛を離れ渚の方へ向いて歩き出した。なるべく音のしないように、そして耳の
聡い娘にもさとられないように注意して歩いて行った。 渚には舟がもやがれ、波にも....