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「聯合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

聯合の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新生」より 著者:島崎藤村
た。ビヨンクウルの書記からは特に兵営から岸本の許へ手紙をくれ、われらは互いに同じ聯合軍《れんごうぐん》の側に立つと考えるのも嬉しいと書いてよこした。東京にある滝....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
知書を送付し、その忠烈に対し深厚なる敬意を表するものなり。 昭和十×年五月十三日聯合艦隊司令長官 海軍大将男爵 大鳴門正彦 (とうとう、清二は殺られたか!) 「....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
女の……以下を貴方の口から吐かせようとしたからです。つまり、詩語には、特に強烈な聯合作用が現われる――という、ブルードンの仮説を剽竊して、それを、殺人事件の心理....
姉川合戦」より 著者:菊池寛
、天正元年の八月で、浅井が亡んだのは其の翌月の九月であった。その三年間浅井朝倉が聯合して江北に於ていくらか策動しているが、併し戦前の勢に比べると、もう見るかげも....
故郷を想う」より 著者:金史良
という若い身空で、子供を三人も残してはどうしても死にきれないと云いながら、基督教聯合病院の静かな部屋で息を引取った。その死は今思うだに悲痛なものに感じられてなら....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
年の四月、桜の真盛りに、福岡市の洲崎お台場の空地(今の女専所在地)で九州沖縄八県聯合の共進会があった。頗る大規模の博覧会同様のものであった上に、日露戦争直後であ....
不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
れ。おい、ヤーネル提督、砲撃方始め」 「オーケー、フランキー」 と、そこで両洋聯合艦隊司令官ヤーネル提督は、電話機をとって、砲撃命令を下したのであった。 戦....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
、一七四五年五月十一日、カムバランド公の率いたイギリス、オランダ、オーストリアの聯合軍五万が、フランス軍七万と戦って敗れた。両軍の死傷はすこぶる多大であったと伝....
続堕落論」より 著者:坂口安吾
本映画社というところで嘱託をしていた。そのとき、やっぱり嘱託の一人にOという新聞聯合の理事だか何かをしている威勢のいい男がいて、談論風発、吉川英治と佐藤紅緑が日....
淪落の青春」より 著者:坂口安吾
奉公にでてきたりする。そういう娘たちに処女はなく、夜這い、密会、青年会と処女会の聯合の集りとなると相手をもとめる機会のような公然たる性格をもっていたが、高等学校....
わが血を追ふ人々」より 著者:坂口安吾
なら、異教徒の大名どもまで騒ぎ立ち、悪魔の将軍は亡びます。そのとき諸国の切支丹が聯合して異教徒の大名どもを屈服せしめ、そしてもし切支丹の将軍ができるなら」 四....
端午節」より 著者:井上紅梅
ないが、一方には官俸を取って支持しているから、彼は一言も言い出さないのだ。教員が聯合して月給の支払を要求した時、彼は内心大人げないことだ、騒々しいことだと思った....
お魚女史」より 著者:坂口安吾
引揚げてきたんだってさ、香港でスパイをやってたッてねエ、日本軍のじゃなくってさ、聯合軍の手先きでねエ、日本の将校を手玉にとってたなんて言いやがんだもの。日本人は....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
学校側を睥睨した。今ならこんな専制的命令が行われるはずもなく、そういう場合学生は聯合して示威運動でもする処だが、当時の学生は尚だそういう政治運動をする考がなく、....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
店はすでに使用人が五、六人ほどにふえていたが、相変わらずの苦闘時代が続いた。後に聯合紙器創立の際、ひと方ならぬ世話になった東京電気(後の東芝)とは直接のつながり....