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聴罪
「聴罪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
聴罪の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
あった。くだらない化粧に凝り読者と戯れていた。自分のちょっとした不都合を語るべき
聴罪師をもたなくなってからは、それを公衆に語っていた。無数の小説が現われた。ほと....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
につけてるメダルをはずして、それを弟の首につけてやった。親愛なオリヴィエを自分の
聴罪師となし医者となしすべての者に見立てた。それ以来彼女は彼のうちに生き、死に臨....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
、自分自身のいろんな経験、反発心、嫌悪《けんお》の念、癪《しゃく》にさわるへまな
聴罪師、などがあった……。彼女はやはり務めを行なってはいたが、別に信仰あってする....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
を身に引き受けていた。かくて苦しみも喜びとなった。クリストフはグラチアを「自分の
聴罪師」と呼んでいた。自尊心が傷つけられるような弱点をも彼女には隠さなかった。極....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
が伴ったということを言い得んがためだ! 先刻、あの善良な司祭の所にはいってゆき、
聴罪師に向かってするように彼にすべてを語り、そして彼の助言を求めようとした時、何....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
た少しの自慢とをもって、閣下にそのことを物語った。修道院を出る時大司教は、王弟の
聴罪師であって後にランスの大司教となり枢機官となったド・ラティル氏に、ないしょで....