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職位
「職位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
職位の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
遑も無く、半天の落葉ただ風に飛ぶが如く国府を後にして都へ出てしまった。 勿論官
職位階は皆辞して終った。疑い訝る者、引留める者も有ったには相違無い、一族|朋友に....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
となって、敵勢の四万、味方は二三千とあっては、如何とも致し方無く、公方、管領の御
職位、御権威は有っても遂に是非なく、たたき切ろうにも力及ばず、公方は囚われ、管領....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
てなかった。 ところで、妻の兄が、執権になったからとて、高氏の柳営における地位
職位が、俄に昇ったわけでもない。また、そんな守時でもなかった。けれど世風の媚は権....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
。 それも長い時間がかかった。ひと口に盲官といっても、検校、別当、勾当、座頭の
職位のほか、なお幾十階の下級もあるので、中には昔ながらの乞食放下や路傍の琵琶弾き....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
れた春が、一ぺんに六波羅へ来たわけではありません。この回の現在、清盛は四十四歳、
職位は権中納言参議、かの常磐との艶聞があったりして、男盛りではありますが、まだま....