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職屋敷
「職屋敷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
五月の明るい日であった。 歩みの鈍い、そして長い行列がいま、西洞院綾ノ小路の
職屋敷の門からえんえんと出て行った。 みな盲人なのである。 もちろん、幾人か....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
黒期もなかったのだ。 その晩年には、京都高倉綾小路に“清聚庵”という盲人組織の
職屋敷をおいて、それまでは全く社会の癈疾者――厄介者としかみられていなかった盲人....