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「肉弾戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

肉弾戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
居る。これが、警視庁から派遣されて居た巡査をもって編成した抜刀隊で、この抜刀隊の肉弾戦が、田原坂攻略に大きな役割を果したのであった。不意の吶喊に薩軍の周章るのを....
流線間諜」より 著者:海野十三
ので、たいへん勝手が悪い。といって愚図愚図していると更に不利になるので、彼は遂に肉弾戦に訴えることにした。まず割合近くにいる「右足のない梟」を覘うことにし、射撃....
空襲警報」より 著者:海野十三
いのだ。上から真逆落しに敵機へぶつかって組みあったまま燃落ちるもの――壮烈な空の肉弾戦だ。 敵の陣形はすっかり乱れた。 舵をかえして、太平洋の方へ逃出すもの....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
ないのだ。 必死のカウの上陸となる。 たちまちまた、波うち際の、前にも増した肉弾戦、咆哮、乱噬。 むしろ凄惨な男性の性慾、暴力、所有慾、茲にしてまた引っ裂....