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肉細
「肉細〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
肉細の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
紺色の紙に、金絵具で波紋を描いたところから一寸ばかり離れた個所に、五行に書かれた
肉細い、品のいい女文字であった。これが小野鵞堂流というのであろうか……
子を....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
通あります。 主膳は、朝食前からつくづくとそれを眺めていたが、ここに至ってその
肉細の方の一本を前に置いて臨※《りんぼ》を企ててみたものです―― 暫くの間とい....
「良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
く、書風の特色にのみ興味を感じての振舞であるようで、その狙いは良寛様の気の利いた
肉細描線の動き塩梅にあるようである。良寛様の書は懐素のような才技肌ではない。羲之....