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育英
「育英〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
育英の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死までを語る」より 著者:直木三十五
の話でないから、省いておく。 十一 高等小学校は、空堀筋、骨屋町角の、
育英第一高等小学校というのである。何んしろ、制服制帽を着るのだから、うれしくて写....
「道標」より 著者:宮本百合子
こって、おなかのしんをすーとつめたいものがはしった。――佃が死んだ――
「遺児の
育英資金を募集しているんでね、立つ前に、応分のことをして来た。きょう、事務所から....
「旅愁」より 著者:横光利一
も侯爵の県下の図書の豊かさは、一般に鳴り響いていることだったが、育児事業の完備と
育英奨励も、これまたともに有名だった。
「僕は船の中で東野君にもいろいろ話したん....
「大阪を歩く」より 著者:直木三十五
も、私に賛成してくれなかったからである。 尋常小学校は、桃園を、高等小学校は、
育英第一を(この三年時分から、先生に反抗するのを憶えた)、中学は、市岡を(ここで....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
一五、一一四に対し、女子卒業者が僅か八七一であることは注目される(一九四六年)。
育英事業 インフレーションによる学生生活の困難は、大半の学生に校外勤労による学費....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
度は同じ武井氏から八十円で買い取ったという話である。 それから中村屋の西隣りに
育英堂という新聞配達店があったが、借財整理のために、土地二百九十坪家屋つきで三万....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
言ったら、家のお父さんが子供のころ、勉強に行ってらした所でしょう?」 「そうだ。
育英塾というのが昔あったんだそうだ。君知ってますか」 「話しに聞いてます。昔は県....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
に行きました。夫人(石川氏)は佐佐木信綱氏の歌のお弟子でした。 西氏が前に家塾
育英舍を開かれた時の通規に、「読書はなるたけ黙読せよ。昼日は時ありて朗読すとも可....
「教育の目的」より 著者:新渡戸稲造
、即ち教育家その人よりも立派な者が作られたことの寓説である。 今日我国に於て、
育英の任に当る教育家は、果して如何なる人間を造らんとしているか。予は教育の目的を....
「母子像」より 著者:久生十蘭
太郎、十六年二ヵ月、出生地はサイパン島……聖ジョセフ学院中学部一年B組、アダムス
育英資金給費生……父はサイパン支庁の気象技師で、昭和十五年の死亡。母は南洋興発会....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
蹠的な関内の美妓が座をあっせんしてくれた。老先生は、六十余年横浜の教育界にあって
育英につくされて来たが、関内芸妓をあげて遊ぶのは初めてだと仰っしゃった。昼の記念....