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背信
「背信〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
背信の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
、概して円本の著訳者は不正不義不道不徳の小人バラ、出版屋を臓物故買犯者、著訳者を
背信、偽作、剽窃の常習犯者と見れば大差なしである 図書尊重の念を薄からしむ 古珍....
「青木の出京」より 著者:菊池寛
ひしと身に食い込んできた。そのために、彼は自分の過去におけるばからしさと、青木の
背信とを恨んだ。 が、雄吉の食らうべき第二の韮《にら》は、もうそこに用意されて....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
り、ついに恐ろしい鉄時代が来た。謙譲、忠誠、真実は地上から飛び去り、虚偽、暴戻、
背信、そして飽くことを知らぬ黄金の欲望並びに最も粗野な罪悪の数々がとって代った。....
「道標」より 著者:宮本百合子
された。同じようなレーニングラードの何かの専門学校の裏山の洞窟、そこで制裁される
背信の若者。それらがドストイェフスキー独特の暗さと蒼白さとで描かれていた。
「ド....
「マクシム・ゴーリキイの発展の特質」より 著者:宮本百合子
かった。みんな「結構さん」をかげでは嗤《わら》って、贋金つくりだの、魔法師だの、
背信者だのと噂している。荷馬車屋、韃靼人の従卒、軍人とジャム壺をもって歩いてふる....
「マクシム・ゴーリキイの伝記」より 著者:宮本百合子
を愛さなかった。みんな「結構さん」をかげでは嗤《わら》った。贋金つくり、魔法師、
背信者だのと云って噂している。 ゴーリキイはだんだんこの「結構さん」と仲よくな....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
である。 之を聞いた大日本体育協会はフィリッピンがマニラに於ける約束を無視した
背信の非を鳴して、フィリッピン遠征を中止すべしとなし、その準備を止めて了い、大会....
「華々しき瞬間」より 著者:久坂葉子
」 「でも、誰かを裏切ったことになるね。つまり、六ちゃんか、うちの妻君か、僕か。
背信の行為じゃないか」 「
背信、
背信って何故?」 「君は少しおかしいよ。じゃあね....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
静であり二人の友人の人柄を知っていたので、オリヴィエが負わせられてるちょっとした
背信の行為というのは事実無根であることを、少しも疑わなかった。そして事の起こりを....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
だされましたが、信用なさってはいけません。あいつの魂は、あいつの姿と同じように、
背信と、鬼畜のような悪意でいっぱいなのです。あいつの言うことに耳をかたむけてはい....