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「胎中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

胎中の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白蟻」より 著者:小栗虫太郎
実である。するとそれからは、たとえそれが、遺伝性であろうと伝染性であろうと、また胎中発病が、あり得ようがあり得まいが、もうそんな病理論などは、物の数ではなくなっ....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ひとりで生んだものと断言することが果たして出来ようか。自分の発見が種子となって、胎中にあって、ひそかに生態の形が整えられ、そしてかずけられた自然のいのちをちから....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
教育と直接教育となす。間接教育は、人の初めて母の胎内に宿りて以来出産のときまで、胎中にありて受くるところの教育をいう。世のいわゆる胎教これなり。胎教は母の体を経....
数の子は音を食うもの」より 著者:北大路魯山人
には、これほどつまらないものはないだろう。 数の子は他の魚とちがい、親にしんの胎中にいる時から、乾物を水でもどしたものとほぼ同じ硬さをもっていて、生で食べても....