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胡散臭い
「胡散臭い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胡散臭いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「社会時評」より 著者:戸坂潤
一寸奇異の感を懐かざるを得なかっただろう。「博士濫造」という廉でかねがね世間から
胡散臭いものと見られている医学博士に関することだから、どうせ何か裏に変なことが潜....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
の上にあった。寝床の下にも、誰もいなかった。押入の中にも誰もいなかった。寝間着は
胡散臭い恰好をして壁に懸かっていたが、その中にも誰もいなかった。物置も普段の通り....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
せて二度目の旅へ出発した。 人猿は四方から集まって来てひしひしと荷車を取り囲み
胡散臭い眼付きで私を見た。その時私は一掴みの焼き肉を後方目掛けて投げつけた。これ....
「金狼」より 著者:久生十蘭
うさんくさ》いと思ったよ」 と、いった。すると、那須は皮肉な調子で、 「ふん、
胡散臭いやつはどこにもいるさ」 と、いいながら、なに気ない風で、ジロリと西貝を....