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胡馬
「胡馬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胡馬の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「李陵」より 著者:中島敦
ような行軍ではなかった。 毎年秋風が立ちはじめると決《きま》って漢の北辺には、
胡馬《こば》に鞭《むち》うった剽悍《ひょうかん》な侵略者の大部隊が現われる。辺吏....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
知れ切って居るが、その音は嘶声を擬《まね》たものと解くほかなかろう。『下学集』に
胡馬《うま》の二字でウマなるを、日本で馬一字を
胡馬《うま》というは無理に似たり、....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
暑きこと言わん方なく、蚤の多きことさながらに足へ植えたるごとし。呉牛の喘ぎ苦しく
胡馬の嘶きを願えども甲斐なし。夜はなおさら昼のホテリの残りて堪えがたければ迚も寝....