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胴慾
「胴慾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胴慾の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風流仏」より 著者:幸田露伴
\の馬車に胆ちゞみあがり、雨降り切りては新道のさくれ石足を噛むに生爪を剥し悩むを
胴慾の車夫法外の価を貪り、尚も並木で五割|酒銭は天下の法だとゆする、仇もなさけも....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
といって、高いところの窓を、ハタと締め切ってしまいました。 「そりゃ、あんまり
胴慾《どうよく》な……」 「お玉さん、お湯の中で水入らずに、しっかりみがいてお上....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
しているのでございましょう。とにかく、あの造麻呂と云う爺はみかけによらず、大変な
胴慾者ですから、娘の幸福などとても考えてやるような男ではないのです。 綾麻呂 む....