脇目も振らず[語句情報] » 脇目も振らず

「脇目も振らず〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

脇目も振らずの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
待つ」より 著者:太宰治
怒っているような顔をして、パスを出したり、切符を手渡したり、それから、そそくさと脇目も振らず歩いて、私の坐っているベンチの前を通り駅前の広場に出て、そうして思い....
小説 円朝」より 著者:正岡容
てしまうばかりだった。 「当分行きさえしなかったら……そうして自分は自分の道さえ脇目も振らず励んでいたら……」 ほんとうにそんな師匠のことなんか考えているより....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
社の鳥居の脇にはお百度石という石が立っていて、手に数取りの紙縒や竹の串をもって、脇目も振らずにそこと社殿とのあいだを、往き返りする人を毎度見かける。これも病人の....