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脹満
「脹満〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脹満の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「根岸お行の松 因果塚の由来」より 著者:三遊亭円朝
りで、何時《いつ》しか伯父様が気附いた。 伯父「ハテナ、何うしたのだろう、若は
脹満《ちょうまん》か知ら」 世間を知らぬ老人は是だからいけませぬ。もうお胤《た....
「カズイスチカ」より 著者:森鴎外
んな病人だね」 「もう土地の医師の処を二三軒廻って来た婦人の患者です。最初誰かに
脹満《ちょうまん》だと云われたので、水を取って貰うには、外科のお医者が好かろうと....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
ゃあるまいかと、みんながそう思ったんだそうだ。 母は卵巣膿腫、すなわち俗にいう
脹満で死んだのだ。 その少し前に、九人目の子供を流産してからだを悪くしたので、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
下に焚かれた焚火も、ばったりと消えてしまいますと、すっくと立ち上った老婆の腹は、
脹満のように膨《ふく》れ上っておりましたが、 「やれやれ、これで当分お腹が持ちま....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、まったく御苦労千万な豪傑なんだね。 今でいうと何の病気だか知らないが「御腹ノ
脹満囲三三尺八寸五分ナリ。御胸ヨリ上、御股ヨリ下ハ御|羸疲甚シ」という容態で、そ....