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腋臭
「腋臭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腋臭の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
やがった。髭をはやした男大きらい! あたしは刺戟のある男はきらい! あいつひどい
腋臭だった。ほら、まだあたしの手にしみこんでる!」 ペッペッと、右の手に唾を掛....
「原爆詩集」より 著者:峠三吉
閃光の擦痕に汗をためてツルハシの手をやすめる労働者はゆめみる 皮膚のずりおちた
腋臭をふと揮発させてミシンの上にうつぶせる妻はゆめみる 蟹の脚のようなひきつりを....
「怒りの虫」より 著者:豊島与志雄
か、由美子の肉体だって、八重子の肉体だって、穢らわしさに変りはない。由美子のは、
腋臭めいた臭気がするし、八重子のは白髪染めの臭気がする。いくら香水をふりまいても....
「夜の構図」より 著者:織田作之助
中筋伊都子という。十九歳だが、雀斑が多いので二十二歳に見える。少し斜視がかって、
腋臭がある。 一時間前までは、信吉と伊都子は赤の他人であった。伊都子は信吉にと....