腐れ水[語句情報] » 腐れ水

「腐れ水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

腐れ水の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
偸盗」より 著者:芥川竜之介
を点じたものがあるとすれば、それはこの蛇《ながむし》の切れ口から出た、なまぐさい腐れ水ばかりであろう。 「おばば。」 「……」 老婆は、あわただしくふり返った....
黒い手帳」より 著者:久生十蘭
のはしに皮肉な皺をよせながらいった。 「おれは自殺するつもりで、毎晩あの雨受けの腐れ水をのんでいたんだ。これ以上生き長《なが》らえていると、賭博の研究で次第に消....