腕を引く[語句情報] » 腕を引く

「腕を引く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

腕を引くの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海神別荘」より 著者:泉鏡花
を出せ。(手首を取って刃を腕に引く、一線の紅血、玉盞に滴る。公子返す切尖に自から腕を引く、紫の血、玉盞に滴る。)飲め、呑もう。 盞をかわして、仰いで飲む。廻廊の....
上海」より 著者:横光利一
て、宮子を張り合う外人たちが、夜ごとの騒ぎを始めて快活に動き出した。山口は甲谷の腕を引くと、宮子の方を向きながらいった。 「おい甲谷、君はあの宮子が好きなんじゃ....