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腕を拱く
「腕を拱く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腕を拱くの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吉原新話」より 著者:泉鏡花
りそうな処は無いかって、何か、そういったような事から。」 「ええ、」 とただ、
腕を拱く。 「どういう事で、それは、まず……」 「一向、詰らない、何、別に、」と....
「革鞄の怪」より 著者:泉鏡花
。瞼を掛けて、朱を灌ぐ、――二合|壜は、帽子とともに倒れていた――そして、しかと
腕を拱く。 女は頤深く、優しらしい眉が前髪に透いて、ただ差俯向く。 ....
「山吹」より 著者:泉鏡花
。 画家 ああ、逢いました。 夫人 何とも申しはいたしません?…… 画家 (徐に
腕を拱く)さあ……あの菊屋と野田屋へ向って渡る渡月橋とか云うのを渡りますと、欄干....