腕比べ[語句情報] » 腕比べ

「腕比べ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

腕比べの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名人伝」より 著者:中島敦
ずら》しくも弓を手にして、古《いにしえ》の名人・※《げい》と養由基の二人を相手に腕比べをしているのを確かに見たと言い出した。その時三名人の放った矢はそれぞれ夜空....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
見ると案外腕の冴えた悪党で、この事件の真相というのも実は、稀代の大悪党と大毒婦の腕比べのあらわれかも知れないという疑いを十分に持っていたのであった。……だから…....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、鬼が出るか蛇《じゃ》が出るか、俺とお前の初《はつ》のお目見得《めみえ》にはいい腕比べだ、天竜寺の前芸《まえげい》にひとつこなしてみようじゃねえか」 「そいつも....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
明日のことになるだろうと思います。 その間は、関守氏と、お角さんとが、まずまあ腕比べまたは舞台廻しというようなわけで、二人は夜の更くるも知らず、何かひそひそと....