腰を折る[語句情報] »
腰を折る
「腰を折る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腰を折るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
。」
「情人《おとこ》があったとて、わしのきらわれたという、証拠にはならぬ。話の
腰を折るなら、もうやめじゃ。」
猪熊の爺は、真顔になって、こう言ったが、すぐま....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
に出しているのだそうです」 「その喜多屋へお化けが出るんですか」と、わたしは話の
腰を折るように訊いた。 「いや、喜多屋に係り合いはないのですが、友蔵の家に出ると....
「山県有朋の靴」より 著者:佐々木味津三
ら、妙なもんだと思っていたところさ。――貴君はいくつだね」 「おい……」 話の
腰を折るように、その時新兵衛が、向うの暗い部屋から顔だけ出すと、頤をしゃくって言....
「日は輝けり」より 著者:宮本百合子
、不意にどこからか咲二が来て耳元で「かげが! かげが※」と叫んだ。彼は平常になく
腰を折るほどに力を入れて、歌うように調子をとってどなったのである。お咲は、ハッと....
「三の酉」より 著者:久保田万太郎
何を、つまらない…… ぼくは、わざと、苦い顔をして ――自分で自分のはなしの
腰を折る奴もないじゃァないか? ――顔より大きなマスク。……そうなんですもの、....