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腰布
「腰布〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腰布の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国貞えがく」より 著者:泉鏡花
大名の一座に、胴の太い、脚の短い、芋虫《いもむし》が髪を結《ゆ》って、緋《ひ》の
腰布《こしぬの》を捲《ま》いたような侏儒《いっすんぼし》の婦《おんな》が、三人ば....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
連兵だ。その向こうにころがっているロップ島の酋長ロロらしいのも、よくみると酋長の
腰布が、藁たばの上にふわりとおいてあるばかりだ。 もちろんクイクイの神様もみえ....
「人間失格」より 著者:太宰治
焚《た》いて、自分のインデヤン踊りを撮影して、その写真が出来たのを見ると、自分の
腰布(それは更紗《さらさ》の風呂敷でした)の合せ目から、小さいおチンポが見えてい....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
の人たちで船は急に重くなり出した。 男の結髪に挿した貝の櫛、サアロンと呼ぶその
腰布、ヴェテという着物、なかにはベルトつきの悪くモダンな洋式上衣や、理髪師の仕事....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
場所へ綺麗に積上げる。その巧みさ! 麦畑にあさる鳥の群を見る如し。 突然、紫の
腰布を着けた壮漢が九十人ばかり現れて、我々の前に立停った。と思うと、彼等の手から....