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腹八分
「腹八分〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腹八分の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
る。しかし、みんなは、いくら魚がとれても、腹いっぱいたべるくせをつけないように、
腹八分にたべることを、申し合わせた。それは、冬になって、しけがつづいたり、魚がい....
「リズムの構造」より 著者:中井正一
つかなくなってくる。拍子の内奥によき耳だけが味到せんとする呼吸が内在する。それは
腹八分目に吸いたる息を静かに吐くにあたって、その一瞬の極促において経験する阿※あ....
「スポーツの美的要素」より 著者:中井正一
、すべてのスポーツにおいてあたかも緊張する場合、注意をする場合、力を要する場合、
腹八分目に息を吸って生理的怒責作用を惹起するに因由するであろう。あらゆるスポーツ....
「声と食物」より 著者:宮城道雄
、胃を悪くしないことである。私は唄う前には決して食物をとらない。たとえ食べても、
腹八分目にしておくのである。重ねていうておくが、この食養生は唄う直ぐ前のことであ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
に入れて、それを茶で掻廻して喫べる位のもので、それも腹一ぱい喰べればいいけれども
腹八分目とまではいかない。いつでも半分位で辛抱してろくに茶を飲むことも出来ず水を....