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腹這う
「腹這う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腹這うの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
叱っている。
罌粟《けし》は風に狂う
乾草《ほしくさ》の柩《ひつぎ》のなかに
腹這う哀愁
頤《おとがい》の下に笑いを締め出して
じいと息を殺してみるのが人生
....
「日輪」より 著者:横光利一
剣を握って立ち上ろうとした。が、反絵は再び彼の胸を斬り下げた。反耶は卑弥呼の方へ
腹這うと、彼女の片足を攫んで絶息した。しかし卑弥呼は横たわったまま身動きもせず、....
「幼年時代」より 著者:室生犀星
いて、まるで氷が張っているような冷たさであった。その底に一つの人取亀がぴったりと
腹這うていた。で、堀は亀の足の脇の下を擽ると、亀は二、三尺動いた。まるで不思議な....