膝を屈する[語句情報] » 膝を屈する

「膝を屈する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

膝を屈するの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
形の傷痕と共に、たちまち江戸御府内を蔽うに至りました。しかも、身は将軍家以外には膝を屈する必要のない、天下御直参の旗本という権門にいたので、赤谷伝九郎が三日月の....
十二支考」より 著者:南方熊楠
一話一言』一五にいわく、〈『寿世青編』いわく、伏気に三種眠法あり、病竜眠るにその膝を屈するなり、寒猿眠るにその膝を抱くなり、亀鶴眠るにその膝を踵《つ》くなり〉、....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
衆の意志が国家の意志であります、ここにおいて昔のように英雄なる一人の暴虐者の下に膝を屈するということは断じてやめなければなりません。諸君はナポレオンを英雄なりと....
次郎物語」より 著者:下村湖人
ているのではない。ただ私は、愛情に対しては、つけあがり、怒りに対しては、ただちに膝を屈するような君らの奴隷|根性が、なさけなくて、じっとしてはいられない気持ちが....