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「臂力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

臂力の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋谷家の始祖」より 著者:宮本百合子
まで少年の頭にしがみついた。野獣のような貪婪さで目を眩まされた正隆は、強い垣内の臂力に抱き竦められて、膏汗《あぶらあせ》を流しながら、身を震わせた。 極度な亢....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、三四日うちに元気になって東京へはせ戻り、さて網走りまで出発いたします。わたしは臂力が足りないし疲れているから、つい男をたのんで国男にいくらかは動いてほしいと思....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
て、当然、相当長身の者の仕業だと察しられ、長さの割合に創口が深くないのは、あまり臂力《びりょく》すぐれぬ者がやった証拠である。 ただ、創口の一個所に鈍器で撃っ....
三国志」より 著者:吉川英治
。 黄忠は怒りに燃え、白髪さかしまに立てて、 「それがし、年老いたりとは申せ、臂力いまだ衰えは見せぬ。三本の弓一度に引き得べく、身は千斤の力をもっています。ど....